2026年 謹賀新年
新年、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年始の投稿としては控えめかもしれませんが、直近の所感を少し共有いたします。
2025年も、採用側・求職者ともに、ビジネスの最前線を走っている方々と多くの対話を重ねてきました。その中で感じるのは、職務内容や条件の話だけで意思決定が完結する場面は、年々少なくなっているということです。実務の話をしているうちに、自然と人生観やご家族の状況に話題が及ぶことが増えました。
特に多かったのが、お子様の進学や在学中のフェーズに関する話です。数年先まで見据えた資金計画、働き続けられるかというキャリアの安定性、物価上昇への対応。
これらは「将来の不安」というよりも、現在の意思決定に影響を与える前提条件として、多くの方が共通して抱えているものだと感じています。
こうした前提がある場合、年収やポジションといった表層的な条件以上に、検討は慎重になります。言葉が選ばれ、即断を避ける空気が生まれる、その変化を私は現場で何度も見てきました。
私は、このような背景を業務上の「余談」とは捉えていません。むしろ、その前提を共有しないまま条件や期待を積み上げても、現実との乖離が生じやすいと考えています。結果として、対話は自然と丁寧になり、意思決定のプロセスも時間をかける形になります。
2026年も、このスタンスを続けてまいります。企業側の計画と、個人やご家族の生活。その双方を切り分けるのではなく、同じ前提条件として並べて検討する。
目立つやり方ではありませんが、無理なく続く判断につながると考えています。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。